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日頃感じたエネルギー問題や石油関連の話題を書き綴ったページです。あまり推敲せず書いているので脈絡無い内容になってしまいそうですが、ご容赦ください(ホームページの記事の下書きみたいな感じ?)
ブログに移行しました、

現在、HPの再構成中です。
現在、エネルギー考察のページで展開しています(ブログ化は検討中です)

05/02/13 燃料電池車乗ってきました
05/01/25 環境税で景気活性化
04/12/20 グリーンサンタって知ってる?
04/12/13 未来への禍根を残さないか
04/12/9 燃料電池報道に疑問
04/12/01 環境詐欺
04/12/01 デイアフタートゥモロー
04/11/24 これでいいのか、未来への負の遺産
04/11/21 子どもたちが創る未来
04/11/14 石油を超えて
04/11/09 水素ロータリーへの期待
04/11/06 たったの1.5円?
04/10/16 原油価格55ドル超え(WTI)
04/08/13 GTL、DMEの舞台が整ってきた
04/08/03 もう止まらない・・・
04/07/07 今振り返るエンロン
04/05/25 千才一隅のチャンス
04/03/04 インターネットでポン!購買新時代
04/02/12 消えたマイクロガスタービン
04/01/10 複雑化は選択放棄が狙い?
04/01/05 21世紀になったけれど・・・
03/12/16 電力市場で金儲け?
03/12/14 原子力の最大の弱点
03/12/07 燃料電池は本当に必要なのか?
03/12/06 プリペイドカードによる販売促進
03/11/27 カーボンニュートラルってなんかいい
03/11/21 プリウスでも解決できない
03/11/03 灯油より安い暖房・・・ヒートポンプの可能性
03/10/30 電気にも色がある・・・グリーン電力という選択肢
03/01/08 マクドナルドの敗因
02/10/29 子供の写真を会社の机に飾ろう
02/10/14 勝者無き戦い
02/09/02 隠せるエネルギー、隠せないエネルギー
02/07/03 シンプル イズ ベスト
02/06/23 勝つことの意味
02/06/19 マネ・マネ・マネ
02/04/27 Yahoo 恐るべし
02/03/11 先が見えない
02/01/14 マネーゲーム(2)
01/12/10 何故固執するのか
01/12/01 何かが変わろうとしている
01/11/11 自分は何をやっているのだろう
01/11/10 栄華盛衰
01/10/14 情報は正しく正確に
01/10/01 冷たいなあ〜
01/09/27 君はドイツに行かないのかね?
01/09/15 石油が無かったら
01/08/24 燃料電池って何だ?
01/08/23 もったいない・・・
01/07/15 縦の組織、横の組織
01/04/20 迷惑サービス&電話革命
01/04/19 道は同じ
01/03/31 同時性
01/03/21 下馬評どおり
01/03/18 買い手も勉強しなくてはいけない
01/03/13 やっぱりエネルギー切れ
01/02/20 燃料電池敗れる!?
01/02/18 マーケティング
01/02/16 マイクロガスタービンの気になる動き
01/02/11 ボーダーレスかあ・・・
01/02/07 誰かが儲けている
01/02/01 混戦模様
01/01/27 分散型電源過熱
01/01/21 一枚上手
01/01/19 マネーゲーム
それ以前の日記


2005/02/13 燃料電池車に乗ってきました
 先日、ある展示会で燃料電池車に乗ってきました。(運転はさせて貰えなかったけど)。乗ったのは、スズキの車(名前忘れました;4ドア小形車)と、ダイムラークライスラーのAクラス。
乗り心地ですが、普通の自動車と替わんないですね。スズキ車はやや加速感にもたつきがありましたが、ダイムラーのはかなり良い加速でした。
騒音は、ダイムラーは全く音は静かで気になりませんでした。スズキ車は、コンプレッサーの音が結構大きかったかな。
確かいずれも、燃料電池→電気モーターで、大型蓄電池は積んでいないようです。
乗車した実感としては、走行上での問題は無さそうです
あとは値段と、航続距離、水素インフラ(水素スタンド)次第だと思いました。
(ただ、この3つの実現は極めて難しい問題ではありますが・・・)
PS:ただ、私は燃料電池車より、水素ロータリーにかなり期待していますが

05/01/25
環境税で景気活性化
今日、環境税の講演会(炭素税勉強会)を聞いて来ました。環境省、国会議員、環境NGOの方が講演していました。
環境税については最近非常に興味を持っています。っていうか、環境税はエネルギー産業には重大な問題ですし(^^;;。
(ただいま勉強中・・・後日、カリブの海賊の環境税案を書いてみたいと思います)
環境税は、石油、ガス、石炭などのCOを排出燃料にCOの発生量に応じて、課税する税金です。(炭素税、地球温暖化対策税とも言われています)
昨年、環境税が導入される議論がなされたようで、導入の是非をめぐってかなりの激しい議論になったようです。
ちなみに環境省案で、CO 炭素1トン当たり2400円。ガソリンだと1.5円/リットル課税という感じです。
 詳細はこちら、環境省案
これに対して、経済界(日本経団連、鉄鋼連盟、石油連盟など)が猛反対し、導入が見送りになりました。その理由は、環境税導入により、国内企業の国際競争力低下などが理由のようです。

現在は、2007年度の導入に向けた議論が始まっています。今回の炭素税研究会がまさにそれです。
現在、問題になっているのは、○環境税率をどうするのか○税収を何に使うか○一部の企業等に環境税の減免措置を講じるか○環境税でCO2が本当に削減できるか・・・です
どれも難しい問題だと思いました
その中で、環境税を導入しなかった場合、日本はCO2をどうやって削減するのかという議論がありました。
そこで思ったのが、「CO2削減ができなかったら」 (1)海外からCO2排出権を買う、(2)京都メカニズムを使い海外でCO削減で排出権を確保する、の2つになると思います。
CO2排出権を買うとなると、たぶん排出権に余裕のあるロシアなど(「ホットエア」と呼ばれている排出権・・・CO2削減効果無し)から買うことになるでしょう。そうなると、それは国民の税金になるでしょう。それでは、日本のお金が単に海外に流出してしまいます。
一方、環境税を導入し、そこでの税収を「国内」のエネルギーである太陽光、風力、バイオマスに投入すれば、お金は国内で流通します。今まで石油購入代として、中東諸国に流れていたお金が、国内に還流されます。
省エネ機器の開発が進めば、それも国内に還元でき、その技術を海外に輸出できれば、これもメリットです。(例えば、太陽光などは日本は世界一の生産量であり、輸出もされています、これが更に強化できます。トヨタのプリウスのようなハイブリット車の開発促進にもなるでしょう)むしろ、環境税により景気減退・競争力低下ではなく、国内景気の活性化につがなるかもしれません。COも削減でき、景気の活性化、一石二鳥な対策になると思います。
最終的にCO2削減を税金で対応するのであれば、海外の排出権を買うのではなく、国内に税金が還流され、国内景気活性化につながる方向に用いるべきではないかと思います。

環境税はまだいろんな問題点を抱えていますが、CO削減には大きな効果があると考えます。私は環境税を導入すべきだと思います。

04/12/20
グリーンサンタって知ってる?
もうすぐクリスマス。クリスマスといえば、サンタクロースです。
ところで、なぜサンタクロースが赤と白の服なのか、知ってますか?
これは、コカコーラがCMで、コカコーラの赤・白のカラーで反映させた広告からなんです。
すっかり、赤サンタが定着していますが、もともとは特にサンタの姿や色は決まっていませんでした。
しかし、最近、サンタクロースのふるさと、北欧のデンマークでは、グリーンサンタが登場しました。
先日のデンマーク関連の講演会で、グリーンサンタに会いました。そして、サンタから菜の花の種のプレゼントを頂きました。
デンマーク発の環境保護親善大使という役割を担っているそうです。
これからは、グリーンサンタの時代ですよ
詳しくは参照HPで。
<参考HP>
http://www.stb-asia.com/santa/

04/12/9
燃料電池報道に疑問
最近、東京ガスが家庭用燃料電池を販売すると報道され、TV、新聞、ネットなどのメディアで燃料電池が紹介されている。しかし、報道にちょっとおかしい部分を感じた。その最大のものは
「燃料電池はCO2を排出しない」という誤解、印象を与えている点だ。
例えば、この記事
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2月に燃料電池を市場投入 家庭用で世界初、東京ガス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000151-hkyodo-bus_all
 東京ガスは6日、家庭用としては世界初となる熱電併給(コージェネレーション)型の燃料電池システムを、来年2月8日に市場投入すると発表した。
 水素と酸素の化学反応で発電する燃料電池は、発電時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素を出さないのが特徴。東ガスは「快適性と環境性を同時に実現する画期的商品」(市野紀生社長)と期待している。
 都市ガスから水素を取り出し発電する本体と、発電時の熱で温めたお湯をためる部分からなり、松下電器産業と荏原バラードの2社が製造する。
 利用者は10年間のリース料として100万円を支払うほか、3年間データ収集などに協力する。
 対象は当初、東ガスの供給地域のうち、メンテナンス体制が整った東京都、千葉、神奈川県と、埼玉県の南部。新築の一戸建てを中心に、2005年度末までに200台を導入し、08年度以降には年数千−数万台の本格的な普及を目指す。(共同通信) - 12月6日
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これは違う。都市ガス燃料電池では、発電プロセスの中で、水素を取り出す改質工程で、CO2も同時発生する。これでは、明らかに誤報だ。
また、テレビなどにでてくる都市ガス燃料電池の構造図でも、どれも、改質工程は、都市ガスのインプットと水素のアウトプットの記載しかなく、CO2のアウトプットの記載が無いものが多い
・・・と言ってる矢先に、自分のHPの燃料電池のイメージ図にCO2アウトプットを記載していない事に気が付いた(笑)
<燃料電池って何?から抜粋>

そう、こういう図に書くと、あたかも、燃料電池では二酸化炭素(CO2)が発生しないようなイメージを与えてしまう。
燃料電池は確かに魅力あるシステムではある。しかし、化石燃料(都市ガス、LPG、石油)を使用する燃料電池は、CO2を排出する。CO2を排出しないのではなく、CO2の排出が比較的少ない・・・というのが適当な表現だと思う。

04/12/02
環境詐欺
三井物産、排ガス除去の性能偽る 全品回収・交換へ
(アサヒコム11月22日)
<抜粋>
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同社の社内調査によると、三井物産の社員2人と、装置を製造する子会社員1人が、02年2月〜03年1月にかけて虚偽報告に関与。都に対し、実際の装置とは別の装置のデータとすり替え▽実際の商品にない部品を付けて性能を向上させてデータを提出
-------------------------------------------------
ディーゼルの排ガスは発がん性などの健康被害のあるガスであり、特に古いディーゼル車は排出量が多い。このため、排ガスを浄化する装置の装着を東京都などが、運送会社に義務付けたものだ。
しかし、三井物産及びその子会社は、排ガス浄化能力が規定を満たさないのを分かっていて販売した。
はっきり言って、これは環境詐欺だ。最近環境問題関連では、補助金などもつくなど、大きなビックビジネスになってきている。それゆえ、そこでぼろ儲けをしようと思う輩もいるだろう。しかし、データを改ざんしてまで売ろうというのは許されない。
東京都や近隣各県もこの件については、厳しい態度で臨んでいるが、こういう不正行為は徹底的に弾圧して欲しい。
環境詐欺は、時として人の命に関わるものだから、なおさら許されない事だ。

ただ、もしかしたら、これは氷山の一角かもしれない。この点は今後も注意が必要だと思う。風力発電でも、不正なデータと思われる事例がでている。環境詐欺には注意が必要だ

<関連記事>
三井物産、補助金80億円弁償へ 排ガス装置不正で対策
http://www.asahi.com/business/update/1201/TKY200412010314.html
<ヤフーニュースよりタイトル抜粋>
 排ガス装置虚偽データ、都知事が三井物産の謝罪拒否
 三井物産、補助金80億円を返納へ…排ガス虚偽データ
 三井物産に「制裁必要」 データねつ造で神奈川知事
 <三井物産>ディーゼル規制部品を虚偽データ使用して販売
 「共同して刑事告発も」 4都県知事がコメント    など
<三井物産の対応>
http://www.mitsui.co.jp/tkabz/news/2004/041201x.html
<今回の事件に関与した子会社> 
名称:ピュアース株式会社(英文名:PUREarth Incorporated)
 設立予定年月日:2002年9月2日
 資本金:2億円
 株主:三井物産100%
 代表取締役社長:葛谷 和久 (当社より出向)
 本社事務所所在地:東京都千代田区神田錦町2−11 
 工場所在地:静岡県御殿場市西田中79−1
商品名:CRT-TSS(連続再生式DPF)
説明:CRT-TSSはディーゼルエンジンからの排気ガスに含まれるHC、COおよびPMを効果的に減少・除去する排ガス浄化装置です。本装置は、連続再生式粒子状物質減少装置として排気管に装着して使用します。基本構造としては、外筒ケース内に整流プレート、酸化触媒、ワイヤーメッシュフィルターをそれぞれ順に配置しています。

排ガス浄化装置では、三井物産・ピュアースがトップシェアだったようです。改ざんした商品がトップシェアというのはなんとも言いがたい。
どうも、ピュア-スはホームページを持っていたようですが、どうも事件発覚後、HPが削除されているようです。本来ならば、改ざん行為の説明をお詫びの文章を掲載するべきところです。隠してもネットの時代、検索すればピュアースの情報は得られるのです。これだけを見ても、企業の信頼は失われていくと思います

04/12/01
デイアフタートゥモロー
地球温暖化による地球の異常気象・環境異変の恐ろしさを、思いっきり誇張した映画。でも、この話題が映画になるくらい、地球温暖化は深刻化しているともいえる
SF映画としても十分楽しめます。是非見てください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002UA3MS/249-1775669-8429154

04/11/24
これでいいのか、未来への負の遺産
今日、クローズアップ現代で、「どう処理する使用済み核燃料」という特集を見ました。原発のゴミ(放射性廃棄物)の問題はかなり深刻です。
現状の原発の放射性廃棄物はそろそろ捨てる場所(保管場所)が無くなって来ている。これを解消するため、核燃料サイクルで、再処理しゴミを減らすようなプランもあるようです。
しかし、いずれの場合についても放射性廃棄物はでてくる訳で、核燃料サイクルで再処理した場合で、1万年の保管、通常の放射性廃棄物で10万年の保管が必要とのこと。
この管理費は、今の電力料金に入っているのでしょうか?
そうでなければ今の快適な生活のため、未来の世代に膨大な負の遺産を残してしまうことになります。原子力はその点でもきちんと考えなければいけない問題だと痛感しました。

※ちなみに先日、六ヶ所村に行ってきました。核燃料再処理工場や、六ヶ所村原燃PRセンターを見てきました。工場はかなり大掛かりなものでした。ここに日本中の放射性廃棄物がやってくるんですね。回りは牧草地でたいへんのどかなところにあるので、凄く違和感を感じました

04/11/21
子どもたちが創る未来
昨日図書館に行った際、貸し出し口で隣にいた小学生位の女の子が、地球温暖化関連の本を6冊くらい借りていました。しかも、大人向けのちょっと難し目の本まで。
そういえば自分が小学生の頃、そんな本借りたことないな。まあ、その頃は地球温暖化は問題になってない時期だったけど。
小学生たちも、地球温暖化のことを真剣に考える時代になってきたんだと思いました。私の風力発電のHPも小中学校からのアクセスも結構あります。
子どもたちが創る未来に期待したいと思うと同時に、子どもたちに良い未来を残してあげるのが大人の責任だと感じました。

04/11/14
石油を超えて
 世界の石油メジャーのひとつ、BP(ブリティッシュペトリアム)は自社のことをBeyond Petroleumと読んで、広告しているそうです。石油から再生可能エネルギーへのシフトを宣言。シェルもソーラーを中心に再生可能エネルギーにシフトを宣言。
世界の企業は既に石油から石油を超えて新しいエネルギーにシフトしつつあります。周知の通り、風力発電は世界では爆発的普及をしていますし、ソーラーも動き出しました。
もう、石油という枠にとらわれている時代では無いことを痛感しました。(フランツ・アルトさんの講演会の雑感です)
参考図書:エコロジーだけが地球を救う(アマゾンHPにリンク)

04/11/9
水素ロータリーへの期待
最近は燃料電池に注目が集まっていますが、私の個人的見解(直感)では燃料電池が普及するのは難しいのではないかと思います。恐らく良くて2010年頃からだと思います。
特に自動車用が気になります。
自動車用の燃料電池車もトヨタやホンダ、ダイムラーが発表していますが、現状では普及とはほど遠いものだと思います。また、燃料については、メタノールやガソリンなどが挙げられていましたが、これも無理では無いかという気がしています。最終的には純粋な水素の直接供給になると思います。
そんな中、マツダが水素ロータリーエンジン車RX-8の公道走行のニュースを見ました。
マツダのプレスリリースはこちら
水素ロータリーには、以前より興味を持っていましたが、ようやく現実性がでてきたという印象です。この水素ロータリーには非常に期待しています。
その理由は、
○燃料電池と異なり構造が既存技術の延長上にありシンプルである
(量産化して安くなる可能性大)
○ガソリンと水素の両方が利用できる(デュアルフューエルシステム)
水素供給インフラが普及するのにはかなりの時間が必要です。こんなとき、ガソリンも併用できるというのは非常にメリットが大きいです。
実際に、LPG・ガソリンデュアルフューエル車に仕事で乗ったことがありますが、LPGが切れたらスイッチひとつで、ガソリンモードになるんですよ。乗っていて非常に安心感がありました。この経験から、デュアルフューエルは強いアドバンテージだと思います。
以上のような理由から、水素ロータリーは大化けする可能性を秘めていると感じています。


04/11/06
たったの1.5円?
今日は環境税に関する講演会に行ってきました。環境税はもう近々に導入が決まってしまうとのこと。11月5日に環境省案が提示されています。(環境省の提案)環境税については、あまり積極的にウォッチしていなかった(排出権取引の方を注目していた)ので、この展開には驚きました。環境税については、国民に広く認知された中でないと導入しても効果がうまくいかないと思います。この点が気がかりです。
また、環境税について環境省の案を見ますと、炭素トン当たり2400円。ガソリンだと1リットル当たり1.5円程度です。これが多いか少ないかは意見が分かれるところです。なお、石油会社にとっては、あまり歓迎できるものではないのが正直なところでもあります。
さて、このガソリン1.5円の増税がどれだけ、自動車の利用の抑制になるのか、灯油や軽油、ガスの抑制効果になるのか。やや疑問を感じます。
ガソリンに注目してみますと、ガソリンにはガソリン税がリットル当たり53.8円徴収されています。これに比べると環境税の1.5円というのは微々たる金額と言えるかも知れません。何か中途半端な税になってしまっている感は否めないですね。
石油を売る立場だと、「1.5円の税金でーす、よろしくお願いしまーす」と言っても、「それくらいお前のところで面倒見れ」って言われちゃいそうですし・・・その点でも何か中途半端な気がしました。
それと、個人的見解ですが、ガソリン税は特定財源として8割程度が道路整備に使われていますが、これって厳しい見方をすれば、「環境破壊税」とも言えますよね。
環境破壊税 53.8円/L
環境回復税  1.5円/L
これじゃあ、永久に環境は回復しないのでは?とふと思いました。

04/010/16
原油価格55ドル(WTI)超え
 もう、だめぽ...orz by石油産業用向け燃料担当者及び石油コジェネ販売担当者一同


04/08/13
GTL、DMEの舞台が整ってきた
原油価格更に上昇中。45ドルを超えました。いよいよ、原油50ドル時代がやってくるのでしょうか?
でも、そういえば、石油代替燃料として期待されているGTL(ガスツーリキッド)やDME(ジメチルエーテル)が、採算ベースに乗ってくるのではないでしょうか?
GTL、DMEは天然ガス等を原料とするのですが、これまでは石油が安かったので、なかなか普及できる状態ではありませんでした。しかし、この原油価格高騰が続くのであれば、GTL、DMEもいよいよ日があたる時が来たのかも知れません
(但し、天然ガスも原油に釣られて高騰してしまう可能性も十分ありますが・・・)


04/08/03
もう止まらない・・・
今日も原油価格高騰で、指標となるWTI原油で44ドル/バレル超(安い頃の原油は10〜20ドルなので、倍以上になってる)
なんか、どうにも止まんない
この高騰には、さまざまな要因がありますが(イラクの政情不安、ロシアの石油会社の破綻問題、中国の需要急増など)、それでもやや異常の感は否めません。
でも、当面、下がる見込みはなさそう

もう、石油の商売はあがったり・・・
今年はもう店じまい、長期夏休みとらないといけないかも・・・

04/07/07
今振り返るエンロン
アメリカのエネルギー企業エンロン。その名はいろんな意味で知れ渡っています。エネルギーの世界の風雲児とし、急成長。しかし、不正会計の発覚で一気に倒産。日本でも、エンロンの日本進出、青森での大型発電所等非常に大きな印象を残しました。
エンロンについては、その破綻劇がいろんな本で紹介されています。最近、エンロン関係の本を読んでいるのですが、その破綻に至るまでの滅茶苦茶さは目にあまるものがありますね。
一方、革新性の余り無いオールドエコノミーである電力やエネルギーの中で破竹の急成長を果たしたという点が非常に興味深いです。
多くの書物がエンロンの破綻劇を語っていますが、私はエンロンの急成長の仕組みに非常に興味を覚えました。エンロンもあの滅茶苦茶な会計操作とかがなければ、これほどの急成長は無かったかも知れませんが、それでもエネルギー業界の革命児として、歴史に名を残す事ができたのかも知れません。
特にエネルギーデリバティブが面白いです。デリバディブは使い方次第では非常に面白い商売ができるような気がしています。(とはいえ、数学系は大の苦手なので、なかなかデリバディブの仕組みを正確に理解しきれていませんが・・・)

04/05/25
千才一隅のチャンス
昔、オイルショックで石油が値上がりした時、ある石油会社の幹部がそういって問題になったという話がありましたね。
さて、今回、原油の価格が急騰しています。原油価格で1バレル40ドルを超えている。これは非常に異常な水準だと思います。この影響で、ガソリン等の石油関連製品の値上がりも起こっていますし、経済への悪影響も懸念されています。
しかし、この時こそ、「千才一隅のチャンス」です。
現在、風力発電等の自然エネルギーは、石油火力発電などに比べ割高であり、それが普及の阻害要因になっています。
これを普及させるには、やはり金です。今回の原油価格高騰は新エネルギー普及の絶好の好機ではないかと思います。
恐らくしばらくの間、原油価格の高騰は続き、高止まりになると思われます。また、石油以外の化石燃料も高騰、石炭も実は今大暴騰中ですし、天然ガスも同様に高騰するものと思われます。
自然エネルギーは環境問題のためというニーズが強かったですが、今後は経済的なエネルギーとして、自然エネルギーが見直されるかも知れません

04/03/04
インターネットでポン!購買新時代
最近、お客さんの石油製品の購買方法が変わりつつあります。
インターネットでポン!
といった感じで入札形式が増えています。
また、今までは各工場などの現地購買だったのが、本社集中
購買やグループ企業等などとの共同購入になりつつあります。
しかも、入札にインターネットを導入するところも増えています。
このため、営業マンの仕事はインターネットのWEB画面をポンと押すだけ
いや、もうセールスマンなんか要らないのかも

石油の商売っていうのは、あまり差別化できない商品ですので、
価格以外の要素も取引に大きく関わってきました。
営業マンの日夜の努力で購入が決まったり。いかに購買の人と
仲良くなるのか?いかにして接待して仲良くなるか?
また価格のネゴ。腹の探り合い。阿吽の呼吸での価格決定。
地元での取引とか、長年の取引・・・とかも重要な要素でした。

しかし、時代は大きく変わったものです。

もうセールスマンなんか要らないって事かも知れない

石油業界も頭の切り替えが必要かもしれませんね。
でも昔ながらの営業スタイルにこだわってると間違いなく淘汰されそうです

04/02/12
消えたマイクロガスタービン
先日、ある空調関連の展示会に行ってきました。ここには前回、都市ガス会社等がマイクロガスタービンを展示していたので、また展示されてるか気になりました。
前回はキャプストン社のマイクロガスタービンでした。しかし、今年は・・・ありませんでした。
やはりマイクロガスタービンは難しかったのかも知れません。特に注目されていたキャプストンは、実際には商売として成立させるのは難しいのかなと感じました。
キャプストンのマイクロガスタービンは、確か99年頃一度、日経新聞だったと思いますが、発電のスタイルを大きく変える装置だと大々的に取り上げられ、日本でも、タクマ、明電舎、三菱電機、アクティブパワーが代理店契約を結び、コジェネパッケージ化するなどし、積極的な取り組みがなされたと思います。
今回の展示会では、キャプストンの新機種があるのではと期待していたのですが・・・
(ただ、会場には、荏原製作所よりエリオット製のマイクロガスタービンが展示されていました。それと、ガスエンジンのマイクロコジェネもありました。それと別のある展示会ではトヨタタービンアンドシステムのマイクロガスタービンが展示されていました)
それと
そういえば、ガスエンジンのマイクロコジェネはヤンマー、三洋電機等が発売しています。ヤンマーの製品は大阪ガスを中心に売れているようですし、最近はホンダが開発した家庭用ガスエンジンコジェネも売れているようです。従来技術の延長上にあるガスエンジンの方が堅実なのかも知れません。

さて、今話題は燃料電池です。ブームとでも言っても良いと思います。
しかし、燃料電池は本格的に普及するのでしょうか?
何か期待がある反面、不安も感じる今日このごろです

04/01/10
複雑化は選択の放棄を狙い?
2004年4月から、契約電力500kW以上の需要家の電力が自由化されます。(現在は、契約電力2000kW以上;特別高圧受電の需要家が対象)これにより、電力自由化が大きく広がります。新規電力事業者(いわゆるPPS)はビジネスチャンスが広がります。
これに対して、電力会社は対抗措置を講じてきました。
電力料金の価格改定です。今回、電力価格を改定し、電力料金メニューを大幅に増やしてきました。(中部電力は高圧料金メニューを12種用意との事2004/1/10記事より)
こうなると、料金計算が複雑化し、どれが一番メリットがでるのか?どの電力事業者の電気を購入すればいいのか、なかなか分かりにくくなりそうです。
比較する計算がめんどくさい感じがしますね。
複雑化は電力だけでなく、それより先に自由化の進んだ通信業界でもありました。電話料金もさまざまなサービスメニューがでてきて混乱したのではないでしょうか?
今回はそれに似ているような気がしなくもないです。
まあ、「なんだかんだ言っても電力会社も安くなってきたし従来どおりでいいか」「PPSとの差もおもったより小さいし、従来どおりでいいか」「電力会社もいろいろコンサルティングして安いメニューを出してくれたので、まかせてみよう」
これが狙いだったりして

04/01/5
21世紀になったけれど・・・
明けましておめでとうございます。今回の正月は休みが長いせいかのんびり過ごすことができました。毎年これくらい正月があるといいですね。
正月にふと思ったのですが、もう21世紀になって数年が経つわけですが、21世紀になって何か変わっただろうか?と思いました。
鉄腕アトム等で描かれる21世紀は幸せの世紀のようでした。
しかし現実はどうでしょうか?
世界は平和になるどころか、戦争やテロが頻発するようになりました。
世界はひとつになるどころか、民族運動等でどんどん分裂しているようです。
科学技術は進化したでしょうか?確かにIT技術は進歩しましたが、科学技術で生活が豊かになったかという実感は案外少ないような気がします。
車は燃料電池やハイブリットが登場して技術革新していますが、首都圏を始めとして渋滞は全く解消されていない気がします。
環境の世紀という声もありましたが、CO2の排出は減るどころか、増える兆しもあります。
また、日本では電力の自由化になりましたが、これはむしろCO2の排出を増やすのではという気もしています。
生活も不安定の時代になった感じです。なにかゆとりがなくなってきた気がします。
これが21世紀なのかと思うとちょっぴり寂しくなりますね。
ただ、インターネットの時代になった事で、新しい情報ツールを手に入れました。この点では何かこれから大きく変わっていく可能性があるのかも知れません。これに期待したいですね。
03/12/16
電力市場で金儲け?
最近電力自由化が進み、近いうちには完全自由化される可能性もでてきました。そうした中、電力取引を金融商品と同じように扱う電力市場のようなものが検討されています。この電力市場というのは欧米で既に取り入れられており、電力の取引を自由に行えるものとして期待されています。電力の価格は需要と供給のバランスで決まるというものです。これは、まさに株などと同じ世界になります。(ちなみに石油では自由化の流れの中で、石油先物市場というものができましたが、電力でもこのようなものができるかも知れません)
この電力市場は、市場原理を導入することにより、発電者と需要サイドのマッチングを容易にし電力の流通をスムーズにし、その結果、価格を引き下げる事が期待できます。

しかし、金融商品として市場原理を導入した場合、必ずしも電力は安くならない可能性があります。金融商品として考えれば、単なる投機の対象にもなりえます。
電力は系統という電力網で繋がれていて、電力会社間で電力を融通したりできるようになっています。ただ、電力会社同士をつなぐ系統の容量には一定の限界があり、大量の電気を他の電力会社エリアに送ることができないという構造になっています。
そんな中市場原理を導入した場合、どういう事が起こるのか予想してみます。
いち電力参入業者の立場として考えます。電力市場で金儲けの観点で見てみますと、金儲けをするには、需要と供給のバランスを崩し、安い電気を調達し、それをより高く需要家側に売ることです。
需給のバランスが崩れるのは、例えば東京電力での夏の電力需要です。東京電力は、電力需要に対して発電容量の余力が少なく、夏場の電力ピークの際には他電力会社から電力融通を受ける場合もあります。
電力市場が出来た場合、まず、夏になったら、東京電力と他の電力会社を結ぶ系統(送電線)を仮押さえするなどし、塞ぎます。ここに、猛暑がきた場合、東京電力の発電容量が不足する可能性があります。この場合、東京電力は管内の電力事業者から電力を調達する、あるいは他のエリアの電力会社、電力事業者から調達する必要があります。
しかし、この際に他所電力との送電線塞いで使えなくなると、電力調達が困難となり、電力市場の価格が高騰するという可能性がでてきます。
ここで、手持ちの電力があれば市場に卸せば高値で売却ができます。
これで金儲けという訳です。
一方、東京電力は電力調達コストが増加するので電力料金の値上げの可能性もでてきます。

電力は気象の影響などで需給バランスが崩れやすいという特性があります。また送電線に容量がある点も需給バランスがアンマッチングしやすい点でしょう。ゆえに、
金儲けの観点では非常に面白い市場でもあると思います。

電力の自由化や電力市場の導入は否定しませんが、このような問題もでてくる事も踏まえておく必要があると思います

※実際に電力市場が導入されたカリフォルニアでは電力危機が起こりました。これは電力需給バランスの著しい崩れ(猛暑、発電所の停止、IT系企業の電力消費増大、近隣エリアからの電力調達可能量の減少等)によるもので、電力取引価格が高騰し、消費者の電力価格も大幅に上昇しています
し、消費者への価格転嫁の出来なかった地元電力会社が破綻していたりします
※カリフォルニアの電力危機はメディアでも話題になったと思います。停電したり電力価格が高騰したりと大変な問題だと思いました。しかし、その中でこの電力危機を利用して大もうけした会社もある筈です。カリフォルニアの電力危機は単なる電力需給の問題ではなく、金儲けの論理が最優先された事による結果ではないかと思いました。

03/12/14
原子力の最大の弱点
自然エネルギーや地球温暖化の事を考えた場合、かならず直面する問題。それが原子力だと思う。
原子力をどうするのか?これからどうしていくのか?
この問いになかなか答えは出ない。
原子力は良い面を持っている。CO2排出に関して言えば、火力発電より少ない(発電に関してだけ言えば、CO2の排出は無い)。CO2削減の観点では有用な発電方式と言える。NOx、SOxは排出しない。公害面でも有利だ。発電単価も行政機関が発表する発電単価が事実であれば、十分な競争力を有していると言える。
この点だけを見れば、環境対策としての原子力は否定されるべきものでは無い。
しかし、安全性については多くの人が疑問を感じている。この点では政府や電力会社は原子力発電所は安全対策が万全と言っている。原発そのものではないがウラン燃料加工施設JCOのような事故は起きた。しかし、原子力発電そのものでは起きないという。
事実かどうかは分からない。実際には安全なのかも知れない。専門家にしか分からないかも知れない。普通の人にはわからない。
ここで一番問題になってくるのは、原子力は普通の人では理解し切れないという点だ。
『原子力は良くわからない』この事が原子力の弱点と思える。
政府や電力会社、専門家は原子力は安全だという。しかし、多くの人はそれを信用していない。どうして信用されないのか?
それは原子力が「分かりにくいエネルギー」だからだと思う。
それに対して、原子力を一般に理解してもらう努力をしてきただろうか?いろいろPRしているのは確かだ。しかし、それで安心を与えるほどの理解になってはいないと思う。
とにかく分かりにくい。火力発電は、燃料を燃やして、蒸気を作り、タービンで発電する。風力発電は、風で羽を回し、その回転で発電する。いずれも、分かりやすく説明できる。
しかし、どうも原子力は難解だ。私もある程度、理解しているつもりだが、なかなか本を読んでも、「これが原子力なんだ」とスッキリと理解できないでいる。
一方、原子力の推進策も疑問だ。原子力発電の立地を見れば一目瞭然かも知れない。原子力発電所はとにかく人がいない場所に建っている。この点で、理解してもらう努力が不足していると言える。原子力が必要なら、必要な消費地に原子力発電所を作るのが妥当だと思う。しかし、原子力は消費地には存在しない。多くの人に理解されないからなのかも知れない。人が少ない=議論が少ないという結果にもなっていないだろうか。また、原子力発電所の立地手段にも疑問が残る。公共投資とのセットで原発の立地が進んでいる。これも、真の議論、真の理解する努力を避けているのではないかと思う。理解をお金で解決している印象だ。

しかし、原子力は、分かりにくい技術だからこそ、「普通の人」に対する理解と信頼が無ければならない技術だと思う。
原子力もJCOの事故などで、岐路に立っている。この中で原子力は推進できるのか?
原子力が本当に理解と信頼が得られる技術であるなら、推進すべき技術だと思う。しかし、今は十分な理解と信頼を与えているだろうか。
その点では、原子力の分かりにくさは最大の弱点ではないかと思う。

※個人的には原子力という技術は否定しない。電力会社等が謳うフェイルセーフの考え方も理解できる。しかし、理解してもらうという努力という点と、事故時の隠蔽問題にみられる自信の無さの点から、今の原子力は信頼できないでいる。

03/12/07
燃料電池は本当に必要なのか?
過去の日記で01/02/20 燃料電池敗れる!?という話題に触れました。燃料電池がブームの中、この話題を書いて、既に2年以上が経過しました。
しかし、燃料電池はまだ商用化されていないです。そして、商用化の具体的な方向性もまだ見えていない。自動車用はようやく水素圧縮ガス方式の自動車が登場した程度(ガソリン改質やメタノール改質の燃料電池はまだ出てきていない)
家庭用も、天然ガス改質や灯油改質の燃料電池がまだ具体的に商品として見えてこない。(当然、水面下では開発が進んでいるのでしょうけど・・・)

一方、燃料電池が期待される理由は何か?これを考えてみます。
理由は
○CO2排出が少ない(究極の利用といわれる、水素利用の場合、CO2排出ゼロ)
○高効率(発電効率が他の発電方式より高い)→省エネ
○コジェネレーションとしての活用
○低公害(NOx、SOx、煤塵等の排出がほとんど無い)

が挙げられます。

しかし、この3つは別の方法でも実現できるかも知れません。
○CO2排出低減については、
自動車では、ハイブリットシステム、直噴エンジン、車両軽量化
発電ではガスタービンコンバインドサイクル、高効率ガスエンジン
大型ディーゼルやガスエンジンでは発電効率40%を超えていますし、ガスタービンコンバインドサイクル発電では50%を超えるものも出ています。
○高効率については、
自動車ではエンジンの改良(ホンダのi−VTEC等)
発電ではCO2削減と同様にガスタービンコンバインドサイクル等
○コジェネレーションでの活用では
効率という観点では、燃料電池をコジェネレーションで活用する手段がありますが、コジェネという点で考えれば、燃料電池コジェネだけではなく、ガスエンジンコジェネ、ディーゼルエンジンコジェネもあります。(家庭用ガスエンジンコジェネも既に商品化されています)
更にコジェネでの熱利用という観点で見ても、
高効率ヒートポンプによる暖房や給湯を考えると、必ずしもコジェネレーションシステムが優れているとはいえない部分もあります。(家庭用給湯器エコキュートなんか面白い商品もでています)
○低公害については
自動車では、触媒等による排ガスの浄化により、NOx、ばいじん、HC(ハイドロカーボン)等の有害物質の低減、ディーゼルではスス浄化装置の導入等で大幅に改善されます。最新のガソリンエンジンでは、吸入する空気より排ガスの方がクリーンだという話もあります。

こんなことを考えると、燃料電池って本当に必要なのかな?そんな疑問がわいてきました。特に化石系燃料を改質するタイプの燃料電池は、CO2排出がゼロではありませんし、CO2削減の観点でも燃料電池は万能では無いと思います。

むろん、燃料電池がとっても安価に供給できるのであれば、経済性の原則で燃料電池が一気に普及するでしょうけど、現状では高価であり、コストダウンの方向性がいまだはっきりと見えてこない。そんな中、割高な燃料電池より、既存技術の延長にある技術をもっと活用した方が良いのではと感じます。

既存技術の延長でも、燃料電池の持つ期待は果たせるのではないでしょうか?
割高な燃料電池は本当に必要なのでしょうか?

※なお、燃料電池はやや疑問符を感じていますが、燃料電池と同時に同義的に位置付けられている「水素」エネルギー社会は、期待しています。

2003/11/21
プリウスでも解決できない・・・ハードではなくソフト面の検討の必要性
最近、プリウス(初代型)に乗る機会がありましたが、プリウスはリアルタイムの燃費が表示できる機能がついています。高速道路ではリットル20km以上でていました。
だいたいプリウスと同サイズの車だと10〜12kmくらいなので、なかなかの数字。さすがハイブリット車だと感じました。
しかし、首都高速の渋滞路ののろのろ運転(時速10〜30mで断続的に停止)になると、燃費表示が一気に10km前後に低下。時にはリットル10kmを割る時も。
さすがのプリウスも渋滞には敵わないようです。
現在、プリウスは2代目になり、10・15モード燃費で35.5kmと非常にグレードアップしています。このようなハードウェアの進化はすばらしいものがありますが、
同時に交通渋滞をいかに緩和するかというソフトウェアの部分もきちんと考えていかないといけないと思います。

2003/11/3
灯油より安い暖房・・・ヒートポンプの可能性

最近だいぶ寒くなりました。いよいよ暖房が必要なシーズンです。
今までに使ってきた暖房としては、灯油ストーブ、ガスFF式温風機、電気オイルヒーターなのですが、やはり一番安いのは灯油でした。一方、電気は非常に割高です。
◆電気暖房を採用
しかし、今度の冬には電気暖房を導入しました。
今回我が家に導入したのは、電気エアコン(ヒートポンプ空調)です。一般的に電気暖房は割高であり、また電気エアコンも暖房が弱いといわれていました。
しかし、最近の電気エアコンは著しい性能向上を果たしています。効率を示す「成績係数COP」も、我が家のエアコンは5.76、つまり、1のエネルギー(電気)に対して、5.56倍の熱エネルギーを発生させることができます。
(ちなみに、石油ストーブは1のエネルギー(灯油)に対して、最大1までしか暖房ができません。)
◆一般的には灯油が一番安い
一般に家庭用の電気は灯油の約5倍の価格と言われています。
(灯油 45円/L 8900kcal/L →5.1円/1000kcal 、電気 22円/kWh 860kcal/kWh →25.6円/1000kcal)
従い、普通に電気暖房をすると、非常に割高になります。このため、多くの家庭では割安な灯油暖房(灯油ファンヒーターやストーブ)が用いられています。
◆高効率で低コスト
しかし、最新の電気エアコンは灯油暖房の5倍以上の効率があり、このため、灯油の5倍の電気単価でも、効率が高い結果、灯油暖房と遜色ない、むしろ安くなります。
(灯油5.1円/COP1.0=5.1円/1000kcal 、電気 25.6円/COP5.76=4.4円/1000kcal)
このことから、我が家では電気ヒートポンプ暖房を選択しました。
これから、本格的な寒さを迎えますが、今年の電気代がどの程度かかるのかで検証してみたいと思います。
◆補足
しかし、こんなこと書くと電気業界の回し者?と思われるかも知れません(^^;;。さらに本業が石油業なので問題発言?かも知れません。このことを会社で主張し、「将来家庭用灯油の需要は無くなる」なんていってるので、かなり異端児扱いされてます(^^;;)
しがし、現実の技術は、急速に進歩しており、従来の考えでは通用しなくなって来ています。今後、暖房だけでなく、給湯も電気ヒートポンプ式が増えていきます。(通称「エコキュート」CO2冷媒、深夜の割安な電力のため、格段に安くなる)つまり家庭用のエネルギーは電気に置き換わっていく可能性があるのです。(この事もあって都市ガス業界は一生懸命、ガス暖房{温水床暖房}や高効率給湯器の宣伝をしているのだろうと思いますが・・・)
灯油は暖房用ではなく、別の用途を考える必要があるのでは無いかと思います。


※但し、快適な暖房というとオイルヒーター(輻射熱暖房)がいいんですけどね(電気代がすごくあがりましたけど)
※電気ヒートポンプ型温水暖房というのが商品化されればかなり魅力を感じます

2003/10/31
活動限界
とうとう恐れていた事が起きました。このHPのサーバーは容量10MBなのですが、ついに10MBを超えてしまいました。テキストベースのHPなのですが、いつの間にか10MB。けっこう余力があると思っていたのですが・・・
さて、これは困った。HPをダイエットするか、新しいレンタルサーバーを探すか?どうしよう

2003/10/30(久々の更新です^^;;)
電気には色がある
電力の自由化により、電力会社以外の会社も電力小売ができるようになりました。
この結果、電力マーケットでも価格競争が起こり、電力価格は下がりつつあります。
これはこれでよいことなのですが、一点気になることがあります。
それは環境への影響。新規参入業者の多くは、火力発電ベースです。石油、天然ガスなど。
ゆえにCO2の増加が懸念されます。また、電力小売用の発電所の周辺でも公害も懸念されます。
私は、電力自由化には賛成なのですが、この問題点が非常に気になります。
国ではRPS法で電力事業業者に再生可能エネルギーの買取義務をもたせていますが、その買取量はわずかですので、電力小売のメインは火力発電が主流であることには変わらないと思います。
一方、近年、グリーン電力証書という制度が作られ、顧客は電力の発電源の種類が選べるようになってきています。この制度を利用する企業が増えつつあります。
また、この制度に参加する企業はわずかですが、このような電力の発生源を選べるニーズは確実にあるのではないでしょうか?つまり、
電力にも色があるという感じです。
電力自由化では価格の安い電力を選べるという選択肢を得ることができましたが、同時に
電力の色を選べると思います。
環境にやさしい電力というニーズはどの程度あるのでしょうか?

2003/01/08
マクドナルドの敗因
ハンバーガー半額とか1個59円と他同業者の追随を許さない独走態勢だったマクドナルドが売れ行きが低迷。失速しているそうです。その原因を考えて見ました。そこで思ったのは、
「ガソリンの価格競争」による市況低迷に似ている
という事です。ガソリンも10年前は120円、130円が当たり前でした。そこに100円ガソリンが話題を呼び、一気に安値販売が加速しました。そして、一時は79円とか(税金が約54円なので実質25円)まで下がりました。その後、何度かの価格上昇・下降を繰り返し、現在は100円前後といったところなのではないでしょうか。この価格競争がもたらした結果は市況で消費者が大きく移動するようになりました。ちょっとでもやすい所で給油、高いとお客さんはすぐ逃げてしまう。1円違っても50L給油で50円しか変わんないんですけど。それに100円という価格も10年前からみれば非常に安い。そんなことはもう覚えていないでしょう。もう、安値のインパクトという効果も無く、同時にまたちょっとの価格差でお客さんが流出してしまうようになったと思います。

一方、マクドナルド。平日半額や59円バーガーは確かに最初はショッキングで、貧乏学生、貧乏サラリーマンの救世主のようでした。しかし、その後値上げしたら客足がぱったり落ちたそうです。既に59円に慣れてしまったら、もう65円でも高く感じてしまう。65円でも本当は安い筈なのに・・・でも、そういうものなのです。
価格の慣れ
そして、また再び59円に戻しました。しかし、その効果は薄いようです。今度はインパクトが無いのです。
実際に59円バーガーを食べましたが、ちょっと具がチープな感じで、あんまり美味しくないんですよね。価格の慣れもあって、「59円=安い」という公式は既に成り立たなくなってしまったのではないでしょうか。それと、安い・うまいの構図では無い点も失敗の要因でしょう。「59円、まあそれなりだね」と思われているのでは。

マクドナルドは安値戦略で成功したかも知れません。でもその戦略の結果、逆に今の苦境を招いているのかも知れません。
59円とはいえ、そんなに食べたいと思わないんですよね。それより、セブンイレブンの焼き立て直送便というパン(だいたい100円前後)の方が値段の割りに美味く感じるので、100円だすなら、焼き立て直送便ですね。それにパンの方が種類も多いし、どんどん新しいメニューも登場してるので、飽きもあまりこないです。急がしい時のお昼はマクドナルドでは無く、セブンイレブンに寄ってしまいます。
ちょっとセブンイレブンびいきな内容になりましたが、マクドナルドの不振は、自らの成功体験が逆に引き起こした結果だったのではないでしょうか。
※私はセブンイレブンの焼き立て直送便の「メロンパン」のファン

02/10/29
子供の写真を会社の机に飾ろう
最近、企業不祥事が相次いでいます。企業倫理が大きく問われています。しかし、企業のトップがどんなに大きな声で言っても、どんなに立派な企業でも起こりうることは、東京電力の不祥事で明らかになりました。(東京電力は企業倫理に関して業界団体の役員をやっていた筈)なぜ、企業が不祥事を起こすのか?社員のモラルの問題が大きいと思いますが、その中で考えられるのは、一人一人の社員がどのような気持ちで仕事に臨んでいるのかです。東京電力に限らず、不祥事の多くが、担当者等の自己都合な判断、事なかれ主義、社外では無く、社内に目を向けた仕事の仕方などによるものだと思います。
では、社員のモラル向上を図るには・・・多くの企業が悩むところでしょう。
私は、その解決策として「子供の写真を会社の机に飾ろう」と提案します。そして、仕事をしながら、子供の写真を見て「俺はこの子に自慢できる仕事をしているだろうか?恥ずかしくない仕事をしているだろうか?」と自問してください。そうすれば、上司の評価とか出世なんかより、家族が大事なことに気づくでしょう。子供の事、家族のことを考えることはすなわち、社会のことを考えることでもあり、これが企業不祥事を防ぐ予防薬の役割を果たすのではないかと思います。
むろん、写真は子供のものでなくても構いません。奥さん、旦那さん、恋人、愛犬・・・なんでも構わない。大切なものを飾りましょう。
そうすれば、きっと、自分だけのこと、会社のことだけを考えるのでは無く、何のために働くのかが見えてくるのでは?そして、その事が会社としてもプラスになるはずです。
単なる「親ばか」な意見かも知れませんが、私自身は真剣にそう思っています。
実際、私は会社の机に子供の写真を飾っています。

02/10/14
勝者無き戦い
電力の自由化では、電力小売及び分散型電源で多数の業者が新規参入しました。特に分散型電源は過剰とも思えるくらいの状況です。しかし、分散型電源はそのシステムがシンプルが故に差別化は大して出来ません。このため、単なる価格競争に終始していると予測され、恐らく多くの分散型電源事業者は利益はさほど取れていないと思います。(どこも同じようにスーパー向けは180kW級ディーゼルエンジンのモノジェネ、大規模では500kWとかの普通のコジェネをリース・レンタル方式にしただけ。違いという違いはたいして無いです)
電力小売も同じように電力会社の値下げ及び同業者間の競争で、さほど利益は期待できないと思います。現状は、余剰電力の有効利用の側面なのでまだ良いでしょうが、今後は自前の電力小売(PPS)専用発電所が出来てきます。このとき、きちんとした利益を安定的に確保できるのか。なかなか難しいと思います。
また、今回10月に電力各社が一斉に電力料金を下げました(東京電力はちょっと早い時期だったと思うけど)。この下げ幅を見ても、分散型電源の事業はますます厳しい状況になります。
実際に電力料金の値下げは予測されていたのに、どうしてここまで、あれよ、あれよと新規参入が増えたのでしょうか。エネサーブという成功モデルを見て、じゃあウチも・・・というところなのか。いずれにせよ、今のままの商売では、勝者無き戦いという気がしてなりません。
業者が多すぎて、なかなか勝てない。勝っても、何社もの合い見積もりになるから、儲からない・・・・というj感じじゃないでしょうか?
いや、勝者無き・・・ではないですね。勝者は自由化が対象となる「需要家」です。需要家にとっては、何もしなくても電力料金が勝手に下がっていくわけですから、こんなに良い事は無いかも知れません。と考えると、勝者は「需要家」かな。

02/09/02
隠せるエネルギー、隠せないエネルギー
東京電力が原発の故障の隠蔽工作。酷い話です。この点についての考察は改めて書きたいと思います。ただ、ひとつはっきりと分かりました。原子力エネルギーは、原発そのものや関連研究施設、様々な隠蔽工作が発覚しています。これは原子力発電というシステムが非常に隠蔽しやすいシステムだからではないでしょうか?つまり非常に高度で(僕ら素人には分からない)複雑なので、ごまかしが効き易いということなのでは?
一方、その対極にあるのが風力発電でしょう。構造はシンプル。システム上、設備は丸見え(中身は見えないけど、見ようと思えばタワー上るだけで見れちゃう)、風が無くて止まっているところ(要は重大な欠点)も、すべて見えちゃう。つまり隠せないエネルギーなんですよね。この両者を対比してみると面白いかも。

02/07/03
シンプルイズベスト
トヨタがいよいよ燃料電池自動車を発売します。予想より早い商品化ですね。プリウスでハイブリットで先行して、エコイメージを上げて大成功したように、イメージ戦略も含まれているかも知れませんね。
今回の燃料電池車ですが、燃料は結局、「水素」でした。燃料電池としては、純水素がもっともやりやすいのでしょう。ガソリンやメタノール、天然ガスなどを燃料とする改質プロセスを有する燃料電池はやはり複雑すぎるのでしょう。水素そのものは取り扱いなどでいろいろ問題ありますが、燃料電池を問題なく動かすという観点だけを捉えれば一番いいのかも知れません。
最近、燃料電池をめぐり、都市ガス会社は天然ガス改質やメタノール改質、LPG会社はプロパン改質、石油業界はガソリン(ナフサ)改質・・・と開発にしのぎを削っています。
しかし、改質プロセスはやはり難しいし、余分な設備。水素が一番シンプルだと思うんですよね。どこかで大規模な水素製造プラントを作って、これをパイプラインで結ぶとか、自動車用ならガソリンスタンドに中規模な改質プラントを作って、自動車に補給するとか・・・
車1台ずつに改質装置、家庭1軒毎に改質装置・・・なんてのはやっぱり面倒じゃないですか。
でも、ここにそれぞれの業界の思惑とかもあるから、そう簡単にはいかないのかな。
でもやっぱり、一気に水素に意向して欲しいな。日本中を水素パイプラインで結べば、不安定といわれる風力や太陽光、波力などの自然エネも安定的に利用できるじゃないでしょうか。


02/06/19
マネ・マネ・マネ
最近良く思うのは、日本の企業って、他人が新しい事をやる、あるいは新しいヒット商品を出すとすぐ真似する、そして過当競争になり、そしてその商品そのものも、異常普及による人気低下や、過当な価格競争などで質の低下等で、その事業やサービスそのものもダメになってしまうような気がします。
ちょっと前、はちみつレモンというドリンクが流行ったのを覚えているでしょうか?その時、ほんと殆ど全ての企業が、似た商品をだしました。よく恥も外聞も無く、真似れるなと思いました。そしてあっという間にその商品も無くなっちゃいました。食べ物だと、ティラミスなんかもその類。ティラミスも酷かったですよね。ティラミスもどきの商品が乱立して、それが美味くない。本当のティラミスを食べたあと、コンビニ等で売られているティラミスやティラミス味のお菓子食べたら、不味い。こりゃブーム去りますね。最近だと北海道ではロイズという菓子メーカーが生チョコが売れたら、急に生チョコを売るお菓子メーカーが増えました。ただ味はいまいちのもあるので、「なんだ、生チョコなんてうまくないじゃん」って事になると、これまた悲劇になりそう。
他にもテレビ番組も似た番組ばっかりだし、ユニクロのような衣料品の世界、PCや家電製品なんかも、何かヒットすると、必ず猿真似するところが出てきます。それはそれで仕方ないのでしょうが、そこでマンネリ化や質の低下が起きるのが気になります。
さて、エネルギーの世界でも似ている話はあります。例えば分散型電源事業ではエネサーブとかが老舗ですが、これとそっくりなビジネスモデルのところ、すごく増えました。電力会社でも分散型電源の会社を作ってますが、まず東京電力がマイエナジーという会社を作ったら、右へ倣えって感じで、各電力会社が同じような会社作っています。このほか石油元売とか、発電・エンジンメーカーも似た感じですね。この数年で非常に業者が増えた感じです。(HPにリスト作ろうとしたんですが、多すぎて作るのが嫌になったくらい(^^;;)ここで問題なのは、質の低下ですね。今は無茶苦茶過当競争なので、そうとう格安価格で案件を取っているのではないでしょうか?となると本当にきちんと安定供給できるの?なんて思いますし、無茶なデータでとって、実際に運用したら全然計画通りの発電じゃないなんてことも懸念されます。あまりにも分散型電源の会社が乱立してきたので、ちょっと気がかりです。

02/04/27
Yahoo恐るべし
最近、急にアクセスが増えました。そういえば、電力の完全自由化がニュースになってるし、そうかそれで増えたんだ・・・と変に納得してたのですが妙にアクセスが多い。アクセス履歴を見たら、Yahooのニュースのところからがすごく多かったです。そう、知らぬ間にYahooに掲載されていたんですね、このHP。ちょっとびっくり、特にびっくりしたのは、
Yahooニュースのカテゴリーの中の「電力自由化と価格競争」で関連サイトとして紹介されてるんですが

※画像をクリックすると拡大します
見ての通り、並んでるのが電力会社とか、経済産業省とかのHPなんですよ。これと同列に並ぶのはちょっと嬉しい反面、かなり恥ずかしい(だって、適当に書いてたり、顔文字があったり・・・)感じです。
しかし、つくづくYahooの影響力には感心させられます。以前、別のHP(観光サイト)もちょっと紹介された事があるんですが、その時も急にアクセスが増えてました。
検索サイトは一時乱立しましたが、Yahooの圧勝なんじゃないでしょうか?

02/3/11
先が見えない
最近のにわか「コジェネ・分散型電源ブーム」。ほんと、猫も杓子も「自家発電ビジネス」に手をだしてきたという感じです。特に、ユーザー側で投資をせずにすむ「リース・レンタル方式」や先物等による燃料調達による価格固定など、ユーザー側のリスクが低くて済む、商売スタイルが受けているようです。特に高い業務用電力がターゲットのようで、スーパーとかデパートはみんな自家発電をつけてる感じですね。
また、大規模な商業施設では、新規発電業者(ダイヤモンドパワーやエネット)も需要家を増やしている。
しかし、電力会社も黙ってはいないようです。今度は、東京電力が業務用電力を大幅値下げ。2000年にも業務用を中心に大幅値下げをしましたが、今回はそれを上回るレベルでの値下げのようです。
そうなると、自家発電のメリットは激減しちゃいますね。それに新規発電業者も厳しくなるでしょう。
ビジネスという観点でいうと、果たして自家発ビジネスは伸びるのか?電力小売ビジネスは大丈夫か?
かなり難しい気がします。なかなか先が見えないですね。
個人的な予測としては、
●スーパーなどを対象とした自家発ビジネス(コジェネでなく発電のみ)は競争力と環境問題で難しくなる
(特にスーパーとかで多い170kW級ディーゼルの複数設置は環境面で気になる)
●電力小売ビジネスは、「需要地」で「安価なエネルギー(インフラ有)」が調達可能で「環境特性が優れた」燃料ないし発電システム以外は難しくなる
(当面は余剰電力の利用でしょうけど、それ以降は、LNGのガスタービンコンバインドサイクル発電とかじゃないと難しいんじゃないかな)
ただ、実際どうなるかはエンロンの問題もあったように、この業界何が起るか全然、分からないですけどね。

02/1/14
マネーゲーム(2)
自由化の旗手、黒船とか言われていたアメリカのエネルギー企業「エンロン」。日本にも進出か・・・と思っていたら、突然破綻しちゃいました。
エンロンという会社。エネルギー供給企業と紹介されていたようですが、実際にはそれよりもエネルギー市場を舞台とした、マネーゲームのプレイヤーといったほうが実態に即しているような気がします。エンロンも、パイプライン事業や発電所、風力発電会社などの現業も確かに持っていますが、電力をマーケットで流通させ、そこでの需給バランスの差を利用して利益を稼ぐという側面が多いのではないかと思います。やたらここは金融工学とかデリバティブなんかを利用しているようですから。一時問題になったヘッジファンドの電力市場版とでもいったところなんじゃないかなって気がしました。
アメリカなどでは、純粋な金融市場だけでなく、電力とかガスとかも市場化させて、マネーゲームの場にしようとしている印象があります。なにか、いかにして利益を出すのかだけが目的になっていて、エネルギー市場に競争原理を入れて、合理化・コストダウンするという本来の目的から離れてしまっている感じです。エンロンの破綻も金欲だけで動いたことのような気がしますし、カリフォルニアの自由化の失敗もあまりも貪欲な金欲が一因ではないかという気がしました。

01/12/10
何故固執するのか?
北海道で唯一の炭鉱である太平洋炭鉱{釧路}が閉山になるそうです。地下深く掘っていくタイプの炭鉱は価格面で競争力が無いのが現状です。特にオーストラリアなどでは露天掘りと呼ばれる大規模で安価な方法で石炭が採掘されており、これらと競争することはおそらく無理だとおもいます。
経済的な側面だけで見れば既に太平洋炭鉱を含め国内で生産される石炭には競争力は無いのは明らかだと思います。(海外炭は日本持込ベースでも5000円/トン程度、国内炭は買取価格で13000円/トンだったと思います)
ではなぜ国内炭の生産に固執するのか?雇用問題・地域経済への影響など理由があるかと思います。しかし、競争力を完全に喪失した産業を無理に維持する事が良いことなのでしょうか。維持するためにも税金を含め様々な資金投下が必要になってきます。
であるなら、それと同等の資金投下で新しい産業の育成などを行うべきだと思います。
既存のものを守っていくこと。これも大切なのかも知れませんが、それよりも新しい未来を作っていくことのほうが重要だと感じました。
報道を見ても、今の炭鉱を維持しても、将来の発展は期待できない(太平洋炭鉱の件でも、優良な炭鉱部分は5年分くらいしか無いらしいとのこと)。であるなら、それこそ今からすぐにでも新しい未来を作っていかなければいけないんじゃないかと思います。(当然考えているのでしょうけど)
まあ、同様な事が石油業界にも言えるんですけどね・・・

01/12/1
何かが変わろうとしている
今日、北海道グリーンファンド主催の「地域で作ろう!市民風車 公開ワークショップ」に行ってきました。(北海道グリーンファンドは、北海道浜頓別町に日本発の市民共同出資による風力発電所を作ったところなのです。)会場は定員一杯で何か熱気みたいな感じもありました。
この中で、いろいろな町で市民風車を作ろうとする動きがあることを知りました。それぞれの町の事業計画の代表者の説明を聞いて、なにかすごく心に響くものを感じました。「何かが変わろうとしている」そして「何かを変えようとしている」と強く感じました。それぞれの地域で、地元に根ざしたエネルギーを作り出す、自分達が地域を守り、自分達でエネルギーや将来を選択するという意思を強く感じました。
エネルギー行政は、今まで官庁・行政主体で行われてきました。しかし、ここで市民が自ら考え、選択していくという息吹が生まれてきたのかも知れません。風力発電は発電能力を考えるとたいしたものではないかも知れません。しかし、風力発電を起点として、何かを変えていく可能性があるのではないかと思いました。

01/11/11
自分は何をやってるんだろう
昨日、デンマークで環境研修施設「風のがっこう」を運営しているステファンスズキさんの講演会に行ってきました。前から話を聞きたいって思っていた人です。
内容は、デンマークの風力発電事情、家畜糞尿処理とバイオガスの話、そして環境問題への取り組み、そして社会論にまで及ぶ非常に幅広いお話でした。
特に印象深かったのは、デンマークでは自らが考え、行動していること。自分のことだけを考えるのではなく、みんなのことを考える「共生」という考え方の徹底。出来ない理由を並べてやらないのではなく、まずやってみるって考え方。(例えば洋上風車、まずやってみてだめだったら壊せばいいじゃないか・・・という考え方)。とにかく自分達が考え、どんどん行動していく。それがデンマークのあり方のようです。
例えば、風力発電。将来、デンマークの50%を風力で賄おうとしている。これってとてもすごいことです。そして食料自給率は100%を超えてますし、水も絶対汚さないという考えて家畜糞尿処理の徹底など・・・自給・自立・自主が徹底している。
ちょうどデンマークと北海道が同じくらいの人口(面積は北海道の方が広い)、気象条件、農業が盛んな点などとても似ている。でも、何か全く違うんではないか。いったい自分達はここで何をやっているんだろう。どうして、北海道は公共投資や補助金依存体質なんだろう・・・とか考えてしまいました。
また、自分自身も、何か流されるだけで、主体性をもたずにすごしてきたんじゃないかって思えて。自分は何を今やってるんだろう?なんて考えてしまいました。
一度、デンマークに行ってみたいなって思えました。

01/11/10
栄華盛衰
アメリカの大手エネルギー販売会社「エンロン」、最近、日本進出し、九州や青森に大型火力発電所を作り電力小売ビジネスを計画、などと日本のメディアを沸かせていました。メディア報道を見る限り、「なにかとてもすごい会社が日本にやってくるぞ」とか、「日本の電力会社なんかイチコロだ」「小規模の電力会社や都市ガス会社は買収されるのでは?」なんて感じで記事にしてました。(※まあメディアというのはそういう書き方しますけどね)
しかし、そのエンロンが、株価が暴落し、格付け会社から格付けを下げられるなどし、そして別のエネルギー販売会社「ダイネジー」社(テキサス州の会社)に買収されるという記事がでてました。ここに至る経緯としては、エンロンの役員の不正取引疑惑とか簿外債務の問題などがあったらしいのですが、なにかこの状況を見ると、世の中何が起こるかわからないなって思いました。
昨今のエネルギー問題、技術革新などを考えても、今栄華を誇っている会社も数年後はどうなっているのかわからないかも

01/10/14
情報は正しく、すばやく、正直に
最近、日本でも狂牛病で大騒ぎです。我が家は普段牛肉を食べない(きらいなわけじゃないよ)、特に国産牛肉は高いので買わないため、その影響が極めて軽微です。更に私は牛乳が飲めないので、更に状況をよく理解していない。従い、狂牛病はさほど気にしていなかったのですが(まあ、食材でビーフエキス入りかどうかを確認した程度)
でも今日、スーパーに買い物に行って、「あっ、これはとっても深刻な問題なんだ」って気づきました。スーパーの食肉売り場。以前は海外牛と国産牛が半々ずつ陳列されていたと思うのですが、今日見たら
全て輸入牛。(豚・鶏は国産がメインでした)。ミンチ肉も「牛:オーストラリア産;豚:国産」って書いてました。
一方、狂牛病の人体への影響を考えると食肉や牛乳では影響は極めて軽微だろうとのこと。ここまで過敏になる必要があるのかという気もします。
今回の狂牛病の騒動がなぜここまで大きくなったのか?そしてここまで消費者や業者が不安で警戒するのか?これを考えてみると、
情報の取り扱いが極めてまずかったから、だと思います。
狂牛病の牛が発見された後の報道が、間違っていたり、遅かったり、もしかしたらウソついていたり(そういう印象を与えている)。これが問題をより深刻にした原因でしょう。
一度、信用を失うと、その後どんなに大丈夫だと説明しても効果はなくなります。今、農林水産省がどんなに大丈夫だって言っても誰も信用しないでしょう。前のダイオキシンやO-157騒動の時と同じかも。
今回の場合も、発生時にすぐ公開して、すぐにイギリスなどの専門家を呼んで、公式に見解を出して、対策を講じていれば問題はここまで深刻にならなかったでしょう。
「牛肉を大いに食べる会」でしたか。農水大臣やら、厚生大臣らが、牛肉は大丈夫と、焼肉パーティを開いてメディアに公開してました。どっかの大臣が「ん〜、うまい。大丈夫」って言ってましたが、これが事態を深刻にしている一因かも。今回の狂牛病は発症に数年かかるのに、どうして食べてすぐ大丈夫って言えるのかなあ。
そして狂牛病と同様、情報伝達が重要なのはエネルギーも同じ。原子力とか石炭あたりでも同じ問題を抱えているかも知れないと、今回の騒動を見て感じました。


01/09/27
君はドイツに行かないのかね?
私はエネルギーの仕事をしているのですが、あるシンクタンクの先生にそう言われました。
「エネルギーや環境の仕事をしてるんだろう。ヨーロッパの施設を見たかね。コジェネや地域熱供給とか見たほうがいいぞ。僕はドイツに行って見てきたぞ。君はドイツにはいかないのかね?」
「いや〜、僕はただの営業マンですから、そんなとこいけないですよ〜」
「どうしてだ?仕事で必要だぞ。行ったほうがいいぞ〜」
「いやいや、東京に出張にだってそんなに行けないんですよ、そんな金出してくれないですよ」
「なんでだ、必要だろう」
「・・・」
そういえば、今風力発電関係のHPを作ったりしているのですが、その際にも
「デンマークは一度自分の目で見といたほうがいいぞ〜」
って言わたなあ。
やっぱり、ヨーロッパって、日本と全然違うのかなあ???

イメージが沸かない???
食べ物は美味しそうな気がするけど・・・
(笑)
01/09/15
石油が無かったら
アメリカでのテロ事件、非常にショッキングな出来事でした。イスラム原理主義者の関与の疑いが出ています。これだけでなく、中東では様々な問題を抱えています。時として、戦争やテロにまで発展する。なぜ、ここまで悲惨な事が起こるのでしょうか。
宗教的な違い、イスラエル、パレスチナの問題などが主な理由ですが、それと同じ、いやそれ以上に大きな理由は、中東に石油があるから、なのではないかと思います。
もし、中東に石油がなければ、そこは広大な砂漠地帯であり、その土地の重要性は今ほどは無いでしょう。中東に石油がある、しかも世界を左右するだけの量があること。これが悲劇の理由なのかも知れません。現在ある中東諸国の枠組みや国境線なども、もともとは欧米の植民地の境界線の名残だったりもしますしね。
戦争はイデオロギーや宗教が理由と言われます。しかし、実際は様々な資源や富の偏在が大きな理由なのではないかと思います。石油は今の文明の大きな生命線であり、それが偏在する以上、争いは絶えないのかも知れません。
その点では脱石油というのは重要な検討課題のような気がしてなりません。
(石油屋がこういう話をするのは変かも知れませんが・・・)

01/08/24
燃料電池って何だ!
久々更新。最近、燃料電池のテストカーが公道を走り出すなど、いよいよ「燃料電池」の姿が見えてきました。・・・ということで、早速燃料電池の解説文を作ってみました。燃料電池って、一般の人にはちょっとわかりにくいんですよね。自分でも書いていて、途中で、どう表現したらいいんだろうかとか悩んでしまう。特に化学と物理のハイブリットみたいなモノですから、いっそう混乱!!。(なにしろ物理は赤点スレスレだったからなあ、まじめに勉強しとけばよかった)

01/08/23
もったいない・・・
台風がやってきました。かなり大型で風速25mとか30mとか報道ででています。風力発電でもこの風速では発電できないようですが(安全上の理由)、この台風のエネルギーってもったいないですね
エネルギー、特に電気の大きな問題点は「貯める」ことができないという点でしょう。
この「貯める」技術が確立されると、エネルギーの世界も大きく変わるでしょうね


01/04/19
道は同じ
今まで躍進を続けてきたコンビニ業界。しかし、どうも最近は飽和状態で閉鎖する店も増えてきたようです。それに多くのコンビニがあまり利益が出ていないとも言います(注:本部は儲かっているようですが)。なんだか、過当競争のガソリンスタンド業界と類似しています。ガソリンスタンドの数は確か6万弱。コンビニも確か同じくらい。この点も似てますね。やはり、コンビニでもスタンドでも圧倒的差別化の要素が無い中で必要以上に増えれば、淘汰が進む、必然のことかも知れません。これらの話に限ったことではありませんが、どうも日本(人)の特徴は何か進むとみんな同じ道に進んでしまい結局、飽和状態を起こし、みんなで苦しむって感じがします。そしてブームになった地点で衰退が始まっているってことが見えなくなってしまうのかも知れません。

01/03/21
下馬評通り?

電力小売などのエネルギー自由化の動き。インフラや発電ノウハウが豊富な新日鉄が本格的に電力小売を開始しました。IPP事業でも多数落札するなど強さを見せましたが、小売りビジネスでもやはり強いですね。一方、電力ユーザーとして最大級とも言われるトヨタ自動車(及びグループ)も関連ショッピングモールでの電力入札、工場間での電力自己託送、大型施設でのPPS業者からの電力購入・・・とやっぱりここも下馬評通りの動きです。トヨタも工場に自家発電を多数設置してますし、更に系列子会社にはマイクロガスタービンを作っている会社まである。そういえば燃料電池も自社開発で、トヨタホームなんてのもありましたね。もしかしたら、トヨタは電力についても買い手という立場だけでなくなるのかも知れません。
ますます目が離せなくなりますね。・・・っていうかついていけなくなってきた(^^;;

01/03/18
買い手も勉強しなくてはいけない!
今日は自分の生命保険の契約をする為、保険会社の人と打ち合わせをしました。最初、新入社員の頃、某大手保険会社の口車に乗せられ(?)必要以上に高い保険に入っていた上、途中で更に不利な条件の保険(金利が低い)を勧められたり・・・(注:これらは、公共の保険相談の際に専門家の方に教えて貰い知りました。)
ここの保険は一部を残し、解約しました。そして、保険について本を買うなどして勉強しました。今まで保険会社の言うがままになってずいぶんと無駄な保険に入っていたなあって痛感しました(無知だった自分が悔しい(--;;))
そして今回は、カタカナ系保険会社でファイナンシャルプランナーの営業マンから、保険の説明を受けました。いや〜、今までの保険会社のセールスとは全然違いますね。非常に解りやすかったのと、自分のライフプランに合わせた保険を組んでくれました。保険内容は必要十分なものにしましたが、今まで入っていた保険の支払い額より大幅に下げることができたと思います。
今回の保険でつくづく、買い手も勉強しなければいけないと痛感しました。
(保険に関しては、世間一般で知られている大手保険会社の提案は疑ってかかってみる必要がありますね・・・経験者談)
さて、
今後、電力などのエネルギー分野も複雑化していきますが、買い手は各業者の言うことを真に受けるのでは無く、自分で考え、勉強して選ばなくては行けないと思います。本当にその提案が自分の会社にとって得になるのか、自分の家ではこの機器を入れたほうがメリットがでるのか。ちゃんと考えなければいけないと思います。
(たとえば、太陽光発電は純粋な投資回収は難しいですし、小口ユーザーでは提案された空調やコジェネを入れて本当にメリットがでるのかなど検証しておく必要があります)
仕事柄、電力会社、都市ガス会社、コジェネ業者などの提案書を目にする機会がありますが、正直言うとかなり自分たちに都合の良い面だけを書いているケースが多いですね。無論、私のいる石油業界もそういう側面があることは否定しませんが・・・

01/03/13
やっぱりエネルギー切れ
最近、どうも気力がありません。エネルギーの自由化はいろいろなことができる反面、その世界で働く人には面白みというのが無くなってしまっているのかも知れません。なんだか最近、そんな感じがしてなりません。電力ビジネスでは、「安価に安定的に供給する」ということが重要ですが、それには先物など金融工学などの技術が必要ですし、また相当の資金も必要になります。電力小売の場合、余剰電力をかき集めている現状はともかく、今後自社で発電プラントを持って・・・なんてことになると、膨大な設備投資が必要。ESCOビジネスを考えても、これも資金が必要。強力な組織がシステマチックにビジネスを組み立てていく。これじゃ、やっぱり、電力会社、都市ガス会社、大手商社等が有利です。石油業界ではしんどいですね、こういうの。それに、こういうビジネスに面白さを感じないです(<私の場合ですが・・・)。提案できるのは「コスト」だけっていうのも何か物足りない。う〜ん、何と言っていいのか。やっぱりエネルギー切れだあ・・・

01/2/20
燃料電池敗れる!?
これじゃ、スポーツ新聞のタイトルみたいですね(苦笑)。でも、なんとなくですがそんな気がしてきました。自動車用はそうでもないのですが、家庭用は燃料電池の普及は厳しいんじゃないかなという気がします。最近登場したヒートポンプ式給湯器や高効率エアコンを見てそう感じます。特に燃料電池の熱は温水利用ですから、ヒートポンプ式給湯器との勝負になるかと思います。ヒートポンプは大気中の熱を汲み上げるシステムで非常に高効率なシステムです。給湯や空調にこれを使うと非常に省エネルギーになります。また、発電そのものも最近はコンバインドガスタービンサイクルという高効率な火力発電もありますから、実際に総合効率(発電+熱効率の合計)で見た場合、必ずしも燃料電池が優れている訳ではなさそうです。経済性の観点でも家庭用燃料電池は結構割高な気がしますし、また安価な深夜電力を使うヒートポンプ給湯器と比較した場合、ランニングコストでもどうかなと思います。そういえばコジェネとかエネルギーに詳しい慶応大学の茅教授も省エネ関連セミナーの講演でそんなこと言っていました。

01/2/18
マーケティング
先日、マイカル小樽に行って来ました。ここって、巨大なコジェネが入ってるんですよね。それはさておき、国内最大級の巨大ショッピングモールとして登場したマイカル小樽ですが、営業的には大苦戦のようです。私が行ったときもかなり空いていましたし、テナントも入れかわったりしてました。更に3月には大規模なテナント入れ替えを行うみたい。詳細は当HPでも検証してみましたが、最大の問題はマーケティング不足かなと思います。マーケティングを誤ると取り返しのつかないダメージになります。マイカル小樽もいろいろと集客策を講じているようですが、マーケティングを戦略、集客策を戦術ととらえれば、戦術でなんとかしようとするもので、現実には戦略で勝負は付いていますので、小手先の戦術では根本的な問題解決はできないと思います。マイカル小樽の場合、相当大がかりな見直しをしないと相当厳しいんじゃないかな。
でも、石油会社にも言える話なんですよね。本社からでる戦略が間違っていて苦戦した場合、本社から「現地でどうにかしろ」、「根性でなんとかしろ」・・・でもどうやってもダメなんですよね。特にこのエネルギーボーダーレス化の中での戦略ミスは致命的だからなあ・・・困ったものだ(すいません、今日は愚痴モードです(^^;;)

01/2/16
マイクロガスタービン(MGT)の気になる動き
MGTは当初鳴り物入りで登場しましたが、電力の値下げ+燃料価格上昇のダブルパンチでやや失速気味のようです。やはり発電効率が低いのが問題なのでしょう。しかし、ここにきてMGTの動きが活発化してきました。デニーズやマクドナルドでの実証テストに加え、ローソンでもMGTを設置するようです。当初、コンビニでは熱(温水)負荷が無いので難しいのではと言われていましたが、ここには温熱で冷房する吸収式冷温水機をつけるそうです。実際にきちんと経済性が取れるのかは???な部分もありますが、何千という店舗展開をしているコンビニで設置されれば一気にイニシャルコストが下がりそうです。それとコンビニって24時間のところも多いから熱さえ利用できれば、案外経済性はいいかも。それに店が小さいから、電気単価も高い(契約電力50kW以下:従量電灯C&低圧動力)契約になってるでしょうから、もしかしたらメリットがあるのかな。
※補足(1年後の所感)・・・低圧の電力だと難しいみたい。やっぱりそれなりの電力需要(&熱需要)が無いとMGTは厳しいでしょうね。となると・・・ターゲットは予想以上に狭い
価格&性能面で一番期待されていたハネウェルは撤退しちゃうし、キャプストン社のも発電効率低いみたいだし、意外と競争力無いのかもしれない
MGTは爆発的に普及するぞ〜!!って言っていた「メディア」「学識経験者」「シンクタンク」さん、ホントに普及するんですかね〜(2002/2/9)

01/02/7
「誰かが儲けている」
ふと、カリフォルニアの電力危機について考えたとき、このことが浮かびました。電力需要は逼迫したとはいえ、2倍・3倍になったわけじゃない。ちょっとだけ需要が供給を上回った(ちょっととはいえ大きなことでしょうけど)だけの話。なのに電力が何倍、何十倍に跳ね上がる。特に卸価格が上昇したといいます。一方、発電単価を考えた場合、アメリカの主燃料の天然ガスが高騰したとはいえ電力料金ほどべらぼうに高騰した訳ではないでしょう。じゃあ、あれだけの値上がりは何なのか。その電力料金は誰の懐に消えたんでしょうね。
危機と煽りながら、うまく儲けてる人がいるんだなとふと感じました。
たぶん、電力の自由化がマネーゲームや金儲け主体の中で進めば、こんな問題はこれからももっとでてくるでしょうね。そして、またきっとボロ儲けするところもでてくるんじゃないかな。

01/02/04
ダークホースな技術「ヒートポンプ」
最近、
CO2を冷媒としたヒートポンプによる給湯器が商品化されました。この性能を見ると、家庭用エネルギーの熱源を根本的に変えてしまうのではないかというくらいおもしろそうなものです。
ヒートポンプは冷媒により外気との熱を交換することにより、温熱や冷熱を作るものですが、一般にはエアコンなどの空調に利用されています。今回登場のものはCO2を冷媒に使うのが特徴。今まで難しかった給湯分野でもヒートポンプが使えます。
やはりこれの特徴は高効率による経済性でしょう。効率を示す成績係数COPが3以上とのこと。このことから深夜電力と組み合わせると、給湯料金は圧倒的に安くなるでしょう。(一般世帯だと給湯コストが月1000円前後になるんじゃないかな)恐らく、都市ガスやLPGの給湯器では全く歯が立たない。安価な灯油でも勝負できないと思います。う〜ん、こりゃ油屋にはたまらん(^^;;
この給湯に限らず、ヒートポンプっていうのはおもしろい技術で、投入したエネルギー以上の仕事をしてくれる為、非常に高効率です。すなわち省エネ効果が大きい。最近だと暖房なんかでも、灯油ファンヒーターより高効率電気エアコンの暖房の方が安いなんていわれてますしね。
ヒートポンプって、あまり前のように存在しているせいかいまいち注目されていませんが、もしかしたら燃料電池とかマイクロガスタービンとかより、エネルギーの世界に大きな影響を与えていく技術なのではと思います。

01/02/01
混戦模様
最近また電力小売りの動きが出てきました。ダイヤモンドパワー、丸紅などに加え、新規参入として、新日鉄、、NTT系のエネットなども参入を表明。いよいよ本格的な電力小売り時代がやってくるのかも知れません。もともとこれらの電力はかつてのIPPの際に検討された電力(既存、または新規)を小売りに回す、あるいは余剰電力を系列内工場への自己託送していた電気を小売りに回すなど、今あるものを有効に生かしていくという感じです。量的には限られているものだと思いますが、これで電力小売りが軌道に乗ってくれば、今後新たな発電所建設による小売りビジネスも登場していくと思います。
また、もうひとつの動きとして巨大企業が電気のコストダウンに動き出したことでしょうか。トヨタが系列工場内に電気の託送を開始するという記事がありました。トヨタは確か自社で100万kW。系列で200万kWとも言われる電力大口ユーザー、そして自家発電設備も多数持つ企業でもあり、電力を小売り市場から調達するだけでなく、自らも発電者となるという可能性も出てきました。
なんだか、すごい競争になっていきそう・・・

01/1/27
分散型電源、過熱
最近、分散型電源の話題が豊富ですね。見ているとマイエナジー社(東京電力系)やエネサーブ社(分散型電源系では老舗)がスーパーなどにモノジェネ(発電のみ)を設置するケースが多いです。発電機も170kWクラスを複数台つけるというもの。これには若干疑問を感じてました。それは、環境面です。モノジェネはエネルギー利用効率(発電効率)はせいぜい35%程度。そしてディーゼルですので窒素酸化物やススの問題も気になります。(確か170kWクラスは規制が甘いので)ですので、いずれこの方式は問題になる可能性があり、彼らの弱点にもなる。そう思ってました。一方、スーパーにコジェネ(熱も供給)を設置した場合、熱の利用先が無い。あっても冬の暖房くらいです。これがスーパーなどでコジェネが設置されない理由ともいえました。しかし、マイエナジーがそれの解決策を出してきました。コジェネの熱を除湿に使う方法、「デシカント空調」を持ち出してきました。デシカント空調はシリカゲル系の除湿剤を用いる除湿空調ですが、これだとコジェネの熱が夏にも利用できる。このことで、スーパーでも熱の利用が夏にもできる、エネルギー総合効率が高まります。デシカントは最近注目され始めた(東京ガスなどが力を入れている)空調ですが、よもやできたばかりの会社のマイエナジー社が早くも取り入れるとは。そして早くも弱点を克服してきている。電力会社の子会社だからそんなにマーケティングとかあまりしてないかなと思ってましたが、なかなかやるもんです。意外と分散型電源の分野ではマイエナジーは大化けするかも知れないなって気がしてきました。
一方、石油業界は分散型電源の分野では、灯油や重油という安価な燃料を持っている割にかなり鈍い。本来強い立場の電力会社が油断し、その油断の隙に、弱い石油業界が先行して攻めていくべきなのに、電力会社側のほうが先制攻撃してきてますね。(マイエナジーなどの分散型電源子会社や、昨年秋の業務用電力の値下げ、アンシラリーサービス料金の徴収など)本来、強いところが油断するから、弱者が勝てるのに。もうちょっと油断してくれないと困るんだけどなあ(苦笑)

01/1/21
一枚上手
今日は電力ネタではありません。テレビでマクドナルドとセブンイレブンの成功の秘密を探るっていう感じの番組を見ました。両社ともトップが個性的でおもしろいです、また結構高齢なのにびっくりしました
他業界の経営戦略っていうのはなかなか参考になります。ガソリンスタンドとコンビニは店舗数も同じくらいで、業態も似ている部分があります。しかし、かたや成功、かやたうまくいっていない。特にブランドやサインポールのもつ効果に歴然の差があります。その差は何か?比較すると成功の答えがでてきます。
また、マクドナルドの一人勝ち、なかなかうまい戦略だなと思いました。一方、マーケティングという職業柄、「マクドナルドに勝つ戦略は何か?」と考えてみて、[こりゃ和食(またはローカロリー食品)で攻めるしかないな・・・]って思ったら、マクドの社長が、ライバルは和食って言ってたのにはずっこけた。商品構成もハンバーガーから脱皮する戦略を持っているようです。ちゃんと考えていたんですね。う〜ん、こりゃそう簡単にマクドに勝つ業者はでてこないなと思いました。
それと両社の戦略の主な共通点として、
現場主義、顧客第一主義っていっていました。やや、首を傾げる部分もありますが、顧客満足という点では十分な成果がでているし、この実践は重要だと思います。
恐らくこの2つは、エネルギーの世界でも重要なキーワードになると思います。電力会社とかも最近、これを言い出しています。一方、石油業界はどうもこの部分が弱いなという印象が否めません。むしろ石油業界とかがこれを先行してすすめないと、もともと基礎体力のある電力会社とかと競争できないのに・・・。
ああ、結局愚痴モードになってしまった(涙)

01/1/19
マネーゲーム
カリフォルニアの電力危機、停電しなくてはいけないくらい深刻な問題になったようですね。電力自由化の失敗例として捕らえられていますし、今後、日本の電力の自由化の流れに大きな影響を与えることは必至でしょう。
これについては、まだあまりアメリカの状況を理解していないので、なんともいえない部分も多いのですが、これは自由化の失敗というより、電力の自由化を金儲けの手段に利用された出来事では無いかと思います。
最近、金融工学やらデリバティブやら、新しいノウハウが導入されています。確かにエネルギー価格を安定化させるのに商品先物、為替先物など金融技術を駆使することは有効な手段であると思います。しかし、今の金融技術はどちらかというと金儲けの手段として利用されているのではないでしょうか?原油の取引も最近はマネーゲーム化しつつありますし、電力やガスも同様の金融商品として扱われ始めている。カリフォルニアの電力自由化は電力の仲介取引にマネーゲームの要素を織り込んだことが、このような結果の引き金になっていると見受けます。
これは自由化そのものの善し悪しというより、自由化を何のために、そして誰のためにやるのかということが間違っていたという一例なのかもしれません

※調べてみたらカリフォルニアの自由化は卸電力は先物での売買はできないようでした。結構根が深そうなので、もうちょっと、まじめに検証してみようかな(1/20)

01/1/14
21世紀をついに迎えました。エネルギーの世界も激しく動きそうですね。今年は分散型電源ではマイクロガスタービンの商用運転開始、電力自由化ではカリフォルニアの電力自由化の弊害がホットな話題になりそうですね。
それと、私の住む札幌は今年は大寒波。昨日も昼間マイナス10℃です。北海道だけは地球温暖化とは無縁なのでしょうか?
00/12/25
もう少しで冬休み。最近は既に正月モードなので頭が回りません(^^;;
エネルギー業界の動きでは、電力小売の動きがちょっとずつ出てきましたね。大きいところではエンロン、都市ガス系ではエネットの小売の動き。でも小売は難しいと思います。現状の電気価格が流動的な状態では小売業者も価格設定が難しいし、ビジネスの継続性も疑問。発電所を建てて小売なんていったら投資リスクがでかすぎます。ってことで当面は、大規模工場などの自家発電の余剰電力や能力増強などで作る電力の小売が主体でしょうね。なので、供給できる電力はかなり限定されると思います。
あと、自由化で先を行くカリフォルニアは電力不足で大変のようです。たぶん、このネタを使って電力会社は「やっぱり、安定供給が大切でしょ」というトークを使うんだろうなあ

00/12/17
最近、なりを潜めていた(?)アメリカのエンロン社の動きは活発化してきていますね。九州に石炭火力の計画を出したかと思えば、今度は青森に200万kW級のガス火力。実現性ではやや?な部分はあるものの話題に事欠きません。きっと何か戦略を持って動いてるんでしょうね。そういえば、時期アメリカ大統領のブッシュさんって石油屋さんだし、エンロンも「アメリカ」をバックに外圧をかけてきそう。なにか大きな動きがでてくるのだろうか?


00/10
電力会社が値下がりのCMを流しているのですが、これっ何なんでしょうか?地域独占供給なのですから値下げをPRする必要性はあまりない気がします。それよりそのCM代を削って電気代を下げることが大切なのではないかと感じます。それと値上げの時は何も言わないんですよね。
まあ、これは都市ガス、電話会社、航空業界など独占企業にありがちなことですけど。敢えて値下げを強調するということは、暗に今までは高いと言う事を認めているともいえなくは無いですが・・・
あまりこういう姿勢は好きになれません(00/10)

00/10
10月より電力会社各社が一斉に値下げをしました。特に自由化の格好のターゲットともいえる
「業務用電力」が大幅に値下げ。やはり相当警戒しているのかも知れませんね。
業務用電力は大口(2000kW以上)では電力小売自由化(新規参入者に加え、隣のエリアの電力会社からも参入できる)で攻められ、小口ではマイクロガスタービンを筆頭とした分散型電源に攻められる。このため、この部分が値下がりしたとも言えるでしょう。
これでやや新規参入は冷水を浴びせられた格好になったと思います。
この環境下で、新規参入組はどうでるのか?今後の戦略が気になります(00/10)