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拓銀本店前中継 98/10 
paw.gif (84 バイト)たくぎん抵当証券訴訟問題

ここ数日、拓銀本店前にて、たくぎん抵当証券訴訟の被害者の抗議+ビラ配りが続いています。昨年転勤してきたばかりで、実際のところはよくわかりませんが、ビラを配っている人とかを見ると、ほんとふつうのおじいちゃんおばあちゃんといった感じでした。投資はあくまでも自己責任とはいえ、ほんとにこの人たちが、きちんと抵当証券の特性とかを理解して購入していたのかという疑問を感じました。

抗議運動やビラ配りはよく目にしますが、今回のものはやや異質な感があります。いつもの抗議運動やビラ配りの人とは、表情が異なる感じがあります。ビラ配りにしても、やや押し付け的な感じがあるのですが、今回のものにはそれがあまり感じられない。ビラを渡すときもすごく丁寧ですし、そこで感じる雰囲気は、ほんと普通のいいおじいちゃん、おばあちゃんだなと。
金儲けという感じで抵当証券を購入しているのであれば、抗議行動でも自己責任を棚上げにした怒りの表情がでるはずなのですが、それがあまり感じられない。むしろ悲壮感のほうを強く感じます。

抵当証券に関しては、ちょっとしかしらないのですが、抵当証券は、「その抵当証券会社が倒産した場合にリスクが生じる」とありますので、抵当証券会社の信用度というのが重要になってくると思います。となると「たくぎんだから大丈夫」というのはセールストークとして強かったでしょうし、逆にそれで営業したのでしょう。(※実際にそのような営業が多かったようですね)

また、抵当証券は金利がいいみたいですね。日銀の資料だと、5年もので抵当証券1.2%、に対して定額貯金0.16%、スーパー定期0.20%、ワイド・ビック 
0.56%と非常に高い。退職金などを活用し利回りで生活していこうと考えた場合、そして、抵当証券のリスクは会社が破綻したとき生じることがわかっていたとしても、その会社のバックにあるのが信頼している銀行であったのなら、ここに投資してしまうことも理解できるような気がします。

それにしても、拓銀の破綻の過程を見ていますと、多くの人が抱いていた信頼を完全に裏切る形になっているのではないでしょうか。昔の話を聞けば聞くほど、どうしてここまで変質してしまったのかなと強く感じます。
何十年と築いてきた、「拓銀」という名の信頼。しかし、信頼はほんの一瞬で崩壊すること、これを今回の事件は物語っているのかもしれません。
※その後、裁判所から和解案が提示されたそうです。うまく解決してくれるといいですね
※抵当証券会社の破綻の問題は、拓銀だけなく、山一証券でもあるようですね。販売方法もそっくり、破綻後の対応もそっくり。(山一だから安心・確実というセールス、破綻後は、子会社;山一ファイナンス だから知らんぷりという対応など)やっぱり、金融業界の体質がそうなのでしょうか?