北海道まるごと発信身近な出来事  エアドゥの研究

AIR DO包囲網(99/4)
大手航空会社の値下げの動きとその効果

 AIR DO(エアドゥ)に対抗して全日空につづき、日本航空、JASも札幌-羽田をAIR DOの通常料金と同じ16000円(特定便割引の場合;前日予約までならその価格という設定、予約変更不可)にするようです。
いよいよ正念場といったところでしょうか。

しかし、この他社の動き、あまり成功するとは思えません。大手のどこかが、17000円でも搭乗率アップの効果が無かったことを1000円の差といってましたが、果たしてそうでしょうか。

大手のやり方、エアドゥ前後便だけ安くするから、かえって反発されているのではないでしょうか。

大手が下げることは、それ自体がエアドゥの大きな宣伝になっています。
エアドゥがあるからこそ下がる。すなわちエアドゥが無ければ決して下がらない、ということを証明している。96年でしたか、航空料金の価格設定の自由化で約18000円〜25000円ちょっとの範囲で自由に設定して良いとなったら、各社横並びで25000円になったと聞いています。(これがエアドゥ発足のきっかけになったようです)

消費者心理的にも大手の値下げはあまりにも露骨でいやらしく、安くても十分な顧客満足を与えられないでしょう。(図参照
エアドゥ前後便以外が高いという不公平感もでると思います。

また特定便割引は前日までの予約ですから、当日は定額になってしまう。これもエアドゥと大きな差です。エアドゥは当日飛び乗りも多いようで、これが搭乗率に貢献していると考えられますので、他社の価格体系と異なります。他社の値下げではこの効果は期待できないでしょうね。

それと特定便割引は前日までに予約すればその価格で利用できますが、予約の変更は出来ません。これも、違いとして影響するのではないかと思います。

果たしてどういう結果がでることやら。
まあ、利用する消費者にはありがたい話ではありますが・・・

図・99年3月の航空料金(特定便割引)の設定
AIRDO.gif (41065 バイト)
この図を見るとほんとAIR DOを狙い撃ちですね。以前は札幌便だと7〜9時台の便が特割で20%(20000円)安くなっていた(良く利用したなあ)のに、AIR DOが登場したら、従来特割だった時間帯よりもAIR DO前後便の方が安くなっている。特割の制度は搭乗率の低い便の搭乗促進が目的だと思っていたのですが、ちょっと今回の価格設定はなんか変ですよね